
ERR_TOO_MANY_REDIRECTS – Chromeスマホ楽天Cloudflareの原因と解決法
ERR_TOO_MANY_REDIRECTSは、ブラウザが同一ページへのリダイレクトを20回以上繰り返した際にChromeが表示するエラーメッセージです。技術的には「リダイレクトループ」と呼ばれる状態で、Webサイトにアクセスできないことを意味します。
この問題は、サイト側の設定ミスと、訪問者側のブラウザデータの不整合が複合して発生します。Kinstaの調査によると、近年のHTTPS化の進展や、CloudflareなどのCDNサービスの普及により、設定の競合が生じやすくなっています。
個人ユーザーから企業のシステム管理者まで、幅広い層で対応が求められるトラブルです。Googleサポートやホスティング関連の検証済み情報をもとに、原因の特定から解決策までを解説します。
ERR_TOO_MANY_REDIRECTSの原因は?
エラーの根本原因は、サーバーとブラウザ間で無限に繰り返されるリダイレクト命令です。技術ドキュメントによれば、主にCookieの不整合、HTTPS設定の誤り、.htaccessやCDNの競合が原因として挙げられています。
| 原因カテゴリ | 具体的な要因 |
| ブラウザデータ | HTTPからHTTPS移行後の古いCookieの残留 |
| サーバー設定 | .htaccessでのHTTP⇔HTTPS相互リダイレクト |
| SSL/TLS | 証明書導入時の誤設定によるループ |
| CDN/プロキシ | Cloudflareのキャッシュやページルールの競合 |
主要な発生メカニズム
- リダイレクトループの形成:http://example.com → https://example.com → http://example.com という循環が発生
- Cookieの不整合:HTTPS強制サイトで、古いHTTP時代のCookieが存在すると無限ループを引き起こす
- サーバー間の競合:オリジンサーバーとCDN(Cloudflare等)で逆方向のリダイレクト設定が衝突
- WordPress特有の問題:Really Simple SSLなどのプラグイン競合や、wp-config.phpのFORCE_SSL設定ミス
- モバイルブラウザの特性:Chromeスマホ版ではキャッシュや拡張機能がデスクトップより影響しやすい
- 特定サービスでの報告:楽天市場などのHTTPS強制サイトでのCookieループ事例が確認されている
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| エラーの意味 | リダイレクト無限ループの検出 |
| 発生条件 | 20回以上のリダイレクト検出時 |
| 主な原因 | Cookie不整合、HTTPS設定誤り |
| 影響ブラウザ | Chrome(PC/スマホ) |
| 頻発環境 | WordPress、Cloudflare、IIS、Spring |
| 即効性のある解決策 | Cookieとキャッシュの削除 |
ChromeやスマホでERR_TOO_MANY_REDIRECTSが出る場合の対処法
ブラウザ側で解消できる手順は、サーバー設定よりも即効性があります。モバイル技術情報サイトやSEOラボの検証結果に基づき、優先順位をつけて解説します。
PC版Chromeでの解消手順
特定サイトのみでエラーが発生する場合、部分的なデータ消去が有効です。アドレスバーの鍵アイコンをクリックし、「サイト設定」から「データを消去」を選択します。これにより、該当ドメインのCookieとキャッシュのみが削除されます。
全体的な不調が見られる場合は、chrome://settings/clearBrowserData から「全期間」を選択し、Cookieとキャッシュを完全にクリアします。
スマートフォンでの対処法
Android版Chromeでは、メニュー(︙)→「履歴」→「閲覧履歴データを削除」→「期間:すべての期間」→「Cookieとサイトデータ」「キャッシュされた画像とファイル」を選択して削除します。
シークレットモード(プライベートブラウジング)で同じURLにアクセスしてみてください。エラーが出なければ、Cookieまたはキャッシュが原因であると特定できます。
拡張機能の影響を排除するため、Google公式ガイドに従ってすべての拡張機能を一時的に無効化し、問題が解消するか確認することも有効です。
楽天やCloudflareでERR_TOO_MANY_REDIRECTSが発生する理由と解決
特定のサービスやプラットフォームでは、独自の設定が競合を引き起こすケースがあります。特にECサイトやCDNを利用するサイトで頻発します。
楽天市場等での特定事例
楽天市場などの大規模ECサイトでは、HTTPS強制ポリシーとユーザー側の古いCookieが衝突し、ループが発生する報告があります。技術ブログでは、特定のバナー広告やアフィリエイトリンク経由でアクセスした際に発生しやすいことが指摘されています。
対策として、楽天アプリやブラウザの両方でCookieを削除し、一度ログアウトしてから再アクセスすることが推奨されます。
Cloudflareの設定修正
Cloudflareを利用するサイトでは、SSL/TLS設定が原因となることが多いです。「Flexible」設定では、Cloudflareとオリジンサーバー間の通信がHTTPとなるため、サーバー側がHTTPSにリダイレクトすると無限ループが発生します。
SSL/TLS設定を「Flexible」から「Full」または「Full(厳格)」に変更してください。また、古いページルールがキャッシュを妨げている場合は、一時的にページルールを削除してテストします。
プロキシキャッシュ(Sucuri等)を利用している場合は、これらのキャッシュもクリアする必要があります。Kinstaのドキュメントでは、CDN側とサーバー側の両方でキャッシュ削除を行うことが推奨されています。
IISやSpringでERR_TOO_MANY_REDIRECTSの対処法
企業のインフラやアプリケーション層で使用されるMicrosoft IISやSpringフレームワークでは、設定ファイルの記述ミスが直接的にリダイレクトループを生みます。
IISのURL Rewrite設定
IIS Managerの「URL Rewrite」モジュールで、HTTPからHTTPSへのリダイレクトルールが重複設定されていないか確認します。条件が循環参照となっており、「無限ループ」状態になっている場合は、冗長なルールを削除するか、正規表現の条件を修正します。
Springフレームワークのリダイレクト処理
Spring MVCやSpring Bootでは、Controllerでのリダイレクト処理が循環となっていないか確認します。特定の条件分岐が欠如していると、認証フローなどで同じエンドポイントへ繰り返しリダイレクトされるため、デバッグログで遷移を追跡することが必要です。
curlコマンドでリダイレクトチェーンを診断できます:curl -ILs --max-redirs 10 https://example.com | grep -i 'HTTP/\|location:'。これにより、どの段階でループが発生しているか特定できます。
リダイレクトループの発生メカニズム
このエラーが発生するまでの技術的な流れを理解することで、トラブルシューティングの効率が向上します。 ChromeスマホでERR_TOO_MANY_REDIRECTSエラーが発生した場合の対処法については、Google Veo 3 AI動画生成で詳しく解説しています。
- 初期リクエスト:ユーザーが http://example.com にアクセス
- サーバーのHTTPS強制:サイト設定により https://example.com へ301リダイレクト
- CDNまたはミドルウェアの介入:Cloudflare等が「Flexible」設定により http://example.com へ戻す指示
- 循環の開始:サーバーとCDN間でHTTP↔HTTPSの ping-pong 状態が発生
- ブラウザの検出:20回目のリダイレクトでChromeが「ERR_TOO_MANY_REDIRECTS」を表示
確実に分かっていることと不明確な点
検証された事実と、個別の状況による変数を以下に整理します。
| 確立された事実 | 不明確な点・個別の状況による変数 |
|---|---|
| 20回以上のリダイレクトでエラーが確定する | 特定の楽天店舗でのみ発生する条件の詳細 |
| Cookie削除が最も効果的な即時対策 | Springの特定バージョンでの再現性 |
| HTTPS設定ミスが主要なサーバー側原因 | IISの特定モジュール組み合わせでの挙動差 |
| CloudflareのFlexibleモードが競合を引き起こす | スマホ版Chromeのキャッシュ保持期間の個体差 |
このエラーが示すWebセキュリティの背景
ERR_TOO_MANY_REDIRECTSの背景には、Web全体のHTTPS化という大きな流れがあります。GoogleはChromeでHTTPサイトに「不安全」マークをつけるなど、暗号化通信の徹底を推進しています。
しかし、移行過程で古いHTTPリンクや、CDNとの設定タイミングのずれが生じ、結果としてリダイレクトループという技術的摩擦が発生します。また、SSL証明書関連の技術解説でも指摘されるように、証明書導入時の設定誤りが直接的な原因となるケースが散見されます。
ユーザー側のデータと、サイト側のセキュリティ強化が衝突することで生じる、現代のWeb環境特有の問題と言えるでしょう。
専門家の見解と信頼できる情報源
このエラーに関しては、GoogleのChromeサポート、クラウドインフラプロバイダー、およびセキュリティ専門家の見解が重要となります。
「Cookieとキャッシュの削除が、ブラウザ側で最も確実な解決策です。これでも改善しない場合は、サイト管理者によるサーバー設定の見直しが必要です。」
— Google Chromeヘルプ
「Cloudflareを利用する場合、SSL/TLS設定がFlexibleになっていると、オリジンサーバーとの間でリダイレクトループが発生しやすくなります。Fullモードへの変更を検討してください。」
— Kinsta技術チーム
次に試すべき対処法
今すぐ試せる対処法は、特定サイトのCookie削除とシークレットモードでの検証です。これらで解消しない場合は、サーバー側のリダイレクト設定、特に.htaccessファイルやCDNのSSL設定を確認する必要があります。Fire TV Stick ミラーリング – Android・iPhone・Windows設定ガイドで紹介されているネットワーク設定の確認手法も、接続問題の切り分けに活用できます。
最終的に、サイト管理者に連絡してcurlによるHTTPヘッダー診断を依頼するか、FAX送付状テンプレート無料エクセル – シンプル・おしゃれ・個人用無料ダウンロードで連絡先を管理しながら、ホスティングサポートに相談することを検討してください。
よくある質問
英語の「ERR_TOO_MANY_REDIRECTS」の意味は?
「redirectsが多すぎる」という意味で、日本語では「リダイレクトが繰り返されています」と表示されます。直訳では「エラー:リダイレクト過多」となります。
Cookieを消去しても解消しない場合は?
シークレットモードで確認し、同様であればサーバー側の問題です。.htaccessやCDN設定の見直し、SSLプラグインの無効化を順に試してください。
シークレットモードで回避できる理由は?
プライベートブラウジングは既存のCookieやキャッシュを使用しないため、古いデータによるループを回避できます。これで正常に表示されれば、通常モードのデータ消去で解決します。
なぜWordPressでこのエラーが頻発するのか?
SSL化プラグイン(Really Simple SSL等)とサーバーのHTTPS設定が二重になるケースが多いです。wp-config.phpのFORCE_SSL_ADMIN設定も競合の原因となります。
スマホだけで発生する理由は?
モバイルブラウザはデスクトップよりキャッシュが保持されやすく、特定の拡張機能(広告ブロック等)の影響を受けやすいためです。
curlコマンドで何が確認できる?
サーバーが返すHTTPステータスコード(301/302)とLocationヘッダーの遷移を追跡できます。どのURL間で無限ループが発生しているか特定できます。